欲望は理性を超越する

多分、気の効いたコメントがあった方が当選するのだろうなと思いつつ、Wii欲しい!はてなダイアリーブック欲しい!と叫んでみたくなった。私は欲望に負けたが、カナダ政府は中国に対し毅然とした態度を取った。これはすばらしいことだ。中国はこれから北京オリンピックに向けて対外向けにアピールするために環境や人権といったところで努力しなければならない。


環境技術などは日本の技術力が必要不可欠だ。しかし、日本企業も中国のパクリ体質にそろそろ嫌気が指してきているのも事実かもしれない。ポケモンは中国オリジナルだと言われ、特許やハイテク技術のパクリに関しても中国四千年のはるか昔にすでに生み出されていたとして、まったく受け付けようとしない。中国による新たな冷戦は望むところではないが、周辺諸国もカナダのように勇気ある発言を恐れないことが必要かもしれない。


オウム真理教は対外向けに張りぼてを見せうまくごまかした北朝鮮にも宣伝村などといったものがあるが、今では北朝鮮の悲惨な現状は誰でも耳にしたことがあるだろう。中国は「金盾」などといった言論弾圧網を敷いているが、情報技術の発達がやがて網の目を破り、民主化へと近づくことを望むばかりだ。チベット悲惨な状況を無視しながら中国と平気で付き合うような国に、国家の品格などといったものがあるとはとても思えない。


バブルのころの日本は海外へ行っても悪いイメージを振りまいていた事の方が多いと思う。しかし、個々人の努力の積み重ねにより日本のソフト・パワーを評価する動きもあり、漫画やアニメといったものが日本文化を理解する上での助けになっている。愛国心国家の品格などといった抽象的なものではなく、一個人の行為の積み重ねが海外における日本人に対する信頼に繋がっていくと思う。